-
アメリカEコマースの最前線は翌日配送とサステイナビリティの戦いに
アメリカのEコマース市場はコロナ禍の2020年に36%、21年に18%成長を記録し、今年初めて流通総額が1兆ドル(140兆円)を突破する見通しです。 アメリカEコマース市場の推移(eMarketer参照の上、EIS作成) アメリカのEコマースを牽引するのはもちろん王者Am... -
深刻なプラスチック問題に挑む、米国美容業界のパッケージ変遷
昨今サステイナビリティやSDGsという言葉が浸透し、企業・個人共に環境保護への関心がこれまでに無いほど高まってきています。特にプラスチックの海洋汚染やゴミ問題は深刻で、このままでは海へのプラスチック流出量が2050年までに魚類の全生物量とされる8... -
パリの古着市場、独自のサステイナブルな生態系
近頃、90年代ファッションやY2Kトレンドのリバイバルによって、古着の人気が若者の中で高まっています。YouTubeやTik Tok上で、古着屋をインフルエンサーが訪れる様子を目にすることも多いのではないでしょうか。実際に、世界の古着市場は2021年から2027年... -
LOOP:200以上のブランドが採用するクローズドループパッケージングシステム
Game Changerでは、のべ1万社以上のスタートアップを分析してきたEISが厳選した、各業界の最先端事例はもちろん、他業界にも応用可能なビジネスアイデアや成功要因を解説しています。 今世界では、「リサイクル」から「リユース」へという潮流になってきて... -
地球最後のフロンティア〜海の農業が持つポテンシャルと課題
地球の表面積の70%を占める海は、人類に様々な恩恵を与えてくれています。一方で私たちはこの素晴らしい資産を十分に活かせているとは言えません。特に「生産地としての海」はまだまだ大きなポテンシャルを秘めています。 海藻から生み出される様々な商品... -
古着のアンチエイジング:PatagoniaやLevi’sが取り組む新たなサステイナビリティ
ZARAなどファストファッションブランドでも古着回収ボックスをよく見かけるようになりましたが、その行く先をご存知でしょうか。実はすべての古着をリサイクルしようとしても、これらの繊維の約60%はそもそもリサイクルできないため、埋め立て地に捨てられ... -
分子ドリンクは環境とサプライチェーンの問題を同時に解決する
先週、サンフランシスコに拠点を置きウイスキーと日本酒を製造するEndlessWestが6,000万ドル(約70億円)の資金調達を発表しました。こちらの会社は、試験管の中で上質なアルコール飲料を製造することで注目を集めています。具体的には、高品質なウイス... -
グリーンラッシュが日本の大麻文化から学ぶものとは
グリーンラッシュとは、北米やヨーロッパを中心とした大麻合法化によって加速する大麻ビジネスのことを指します。 2020年の世界市場レポートでは、CBD市場は2020年に28億米ドル、2028年までの年間成長率は21.2%と評価されています。 日本もこのグリーンラッシュの波に乗ろうとしています。 -
サーキュラーエコノミーへの先行投資で、将来の事業成長とブランド価値向上を実現
サステナブルな社会の実現が問われる中、企業や行政がサーキュラーエコノミーの必要性を理解し、あらゆる取り組みが行われています。サーキュラーエコノミーとは、廃棄物などの無駄を富に変え、再生と利益創造の循環を生む新しい成長戦略です。サーキュ... -
リユース~捨てるという概念すらをも無くす、真のサステイナビリティ
昔は瓶に入った牛乳が定期的に家に届けられ、飲み終わった瓶が回収され、洗浄して綺麗になった瓶に新しく詰められた牛乳瓶がまた届く、といった風景が日常の一部でした。しかし、次第に利便性を求め、身の回りの生活用品・食品容器などがあっという間に... -
VisaとMastercardが金融サービスにおける気候変動イノベーションをリード
世界最大の決済ネットワークであるVisaとMastercardの両社は、カーボンニュートラルをはじめとする気候変動に配慮した新商品とその取り組みを発表しました。多くの大手ブランドが気候変動対策に積極的な姿勢を見せていることもあり、ぱっと見ではこのニ... -
マイクロプラスチックという環境破壊爆弾に取り組むフランスのイノベーター、Calyxia
プラスチック汚染は、環境に負荷を与える最も重大な問題の一つです。皆さんは、太平洋にあるプラスチッゴミでできあがった下図のような「第7の大陸」と言われる写真を見たことがあるかもしれません。この絶望的な光景を見れば、プラスチック汚染問題がい...