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分子ドリンクは環境とサプライチェーンの問題を同時に解決する

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先週、サンフランシスコに拠点を置きウイスキーと日本酒を製造するEndlessWestが6,000万ドル(約70億円)の資金調達を発表しました。こちらの会社は、試験管の中で上質なアルコール飲料を製造することで注目を集めています。具体的には、高品質なウイスキーや酒を分子レベルで解析し、それと同種の分子を植物などから抽出・混合することで、従来の蒸留・醸造工程を経ずに短期間で製造してしまうのです。同社のスコッチウイスキー「Glyph」は本来なら数年をかけるところ、わずか24時間で製造可能です。価格も30ドルとリーズナブルに設定されています。さらに樽を使用しないため木を伐採する必要がなく、製造に必要な水の量も94%削減することができるので非常にサステナブルです。また、製造装置と必要な材料があれば水は現地で調達することで世界中のどこででも同品質のドリンクを製造することが可能となります。

photo credit: Endless West

世の中には、特定の場所で特定の製法で作られることが価値となるものも多く存在しますが、日常の生活で必要な大半のものは産地や製法よりもコストや入手性の方がより重要です。Endless Westの分子ウイスキーは後者をターゲットとした新たな試みであり、昨今の環境問題への意識の高まりやサプライチェーンの混乱は彼らの動きをいっそう後押ししています。

以下、EISの考察です

  • 世の中には特定の場所で特定の製法で作られることで産地やストーリー事態が価値となる商品と、コストや入手性を重視すべき商品があり、両者は今後それぞれの特徴を研ぎ澄ませていく時代が来る
  • その過程で後者のような日常使いの商品には、重要な社会課題である環境問題とサプライチェーン問題を解決するという観点から、分子レベルから製造されるものが徐々に増えてくる
  • このような変化はこれまでのモノの流れや製造施設のあり方を一変させる。よりローカルで小型の製造施設が増え、物流も一層ローカライズされるだろう

参考文献

  1. UrbanDaddy

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