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アメリカEコマースの最前線は翌日配送とサステイナビリティの戦いに
アメリカのEコマース市場はコロナ禍の2020年に36%、21年に18%成長を記録し、今年初めて流通総額が1兆ドル(140兆円)を突破する見通しです。 アメリカEコマース市場の推移(eMarketer参照の上、EIS作成) アメリカのEコマースを牽引するのはもちろん王者Am... -
日本型「おもてなし没入体験」で経験経済の成功を勝ち取る!
エクスペリエンス・エコノミー(経験経済)という言葉が初めて紹介されたのは、1998年7月。ハーバード・ビジネス・レビューの論文で、著者のB. Joseph Pine II氏とJames H. Gilmore氏は、経験経済は農耕経済、産業経済、サービス経済に続く、経済の最新モ... -
SPAC大混乱時代における現状と今後の見通し
100号前のEIS Insight#23「2020年のSPAC IPO件数が従来のIPO件数を上回る」(2021年2月25日付)で、私たちは「SPACによる強引なM&A」について警鐘を鳴らしましたが、それが現実になっています。 2019年から今日におけるデータをみると、2020年に加熱し... -
NFT NYC 2022から紐解く、NFTの現状と課題
今年で4回目の開催となったNFT NYCは、ニューヨークで毎年行われているNFT業界屈指のカンファレンスです。様々なプロジェクトリーダーやクリエイターはもちろん、あらゆる業界からもファンや関係者が集まり、NFT市場の現状を議論する絶好の機会とされてい... -
上辺だけじゃない、LGBTQ+コミュニティを真にサポートするプライドキャンペーン
6月はPride Month( プライド月間)とされ、アメリカを始めとする世界各地でLGBTQ+の権利や文化、コミュニティーへの支持を啓発する活動やイベントが実施されています。ロサンゼルスではコロナの影響で中止になっていたプライド・パレードが、2年ぶりに2週... -
AAPIコミュニティの急成長が導く、北米事業拡大の絶好機会
北米では、5月はAAPI (Asian American and Pacific Islander) Heritage Monthとして、アメリカ合衆国におけるアジア系アメリカ人及び太平洋諸島系アメリカ人の北米への貢献と影響を認める月として設定されています。 5月がAAPIヘリテージ月間として選ばれ... -
VTuberが日本企業の海外進出を後押しする可能性
最近、巷でも目にするようになった「VTuber」を皆さんはご存知でしょうか。VTuberとはVirtual(バーチャル)とYouTuberを合わせた造語です。2Dや3Dのアバターを通して活動しているYouTuberのことを指します。 VTuberの先駆けとなったのは日本発の「キズナ... -
メタバース、人はアバターに何を求めているのか
昨年に引き続き、今年もメタバースの躍進から目が離せませんが、そんなメタバースを語る上で欠かせないのが「アバター」です。調査会社Morning Consultによると、7割弱のZ世代がメタバースでの楽しみはアバター作成だ、と回答しています。では一体、どのよ... -
箱根駅伝が1000億円稼ぐ未来はくるのか、日米間カレッジスポーツの違い
アメリカ版バスケの甲子園、March Madnessが先週決勝戦を迎え、カンザス大学の優勝で幕を閉じました。全米での盛り上がりから、つい日本の甲子園と言ってしまいましたが、実際は高校ではなく大学同士がトーナメントで競い合う大会です。アメリカの放送局CB... -
小売革命の中で進む「ネイティヴ・リテール」とは?
過去10年間に、小売のあり方は大きく変わってきました。Amazonを始めとする巨大なEコマース・プラットフォームが勢力を伸ばし、ネット上で購入ボタンを押すと翌日どころか当日中に商品が届くようになりました。本の販売から始まったEコマースは、電化製品... -
ソーシャルドリンクを販売する、今話題のノンアルコール飲料専門店
以前、第95回インサイト「敢えて酒を飲まないライフスタイル、ソーバー・キュリアスが今後も続くワケ」で、敢えてお酒を飲まないという選択肢「ソーバー・キュリアス」という概念をご紹介しました。欧米では年始に断酒を行うDry Januaryが若年層を中心に... -
「小が大を食う」ハイパーローカル戦略で北米市場を攻略
コロナ禍における北米EC市場が年率で約35%成長する中、「ハイパーローカル」(超地元、超地域密着という意味)に焦点を当てたビジネスが驚異的な成長を示しています。ハイパーローカル・ビジネスとは、消費者の地元にある店舗、レストラン、モール、その他...