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食とファッションの融合から生まれた新感覚フードフェス

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先日、ロサンゼルスのウエストハリウッドでFamily Style Food Festivalが開催されました。このフェスティバルは2019年に始まってから、ファッション、フード、音楽、そしてNFTやWeb3といった新しいコンセプトまでが一堂に会する、地元でも話題のイベントになりました。LAを拠点とする人気ストリートウェアブランドであるThe Hundredsが主催し、「ストリートウェアと料理の世界とリアルなエンターテインメントを巧みに組み合わせた没入型のフェスティバル体験」と評されています。Family Styleでは、フードトラックといった屋台型レストランを始めとするさまざまな料理が味わえるだけでなく、米国外の伝説的なレストランを含んだ一流レストランも出店しており、その他には人気ブランドやデザイナーによるコラボレーション商品、Family Styleが主催する「Next In Line」料理コンテスト、キッズエリアなども設けられており、音楽フェスのようにゲストDJが会場を盛り上げていました。

会場の様子(EIS撮影)
左:サントリーもブースを出店し、イベント限定カクテルを提供
右:NY/NJで垂直型植物工場で作られた高級いちごを販売するOishiiも、おまかせベリーオーツミルクをOpen Marketとのコラボで販売

多様性あふれる街ロサンゼルスが世界でも有数のグルメ都市であることからも、地元のレストランが一同に集結するだけでフードフェスのレベルはとても高いと評判なんだとか。その中には、Yangban Societyのような流行の先端を行くレストランから、Mozzaのような歴史的なレストランまで、幅広いオーディエンスに向けたレストランが含まれています。さらに、Katoのようなミシュランの星付きレストランから、Tacos y Birria La Unicaのような有名なフードトラックまで、さまざまな価格帯のレストランが集まっていることもこのイベントの魅力と言えます。価格帯や規模に関係なくトップデザイナーと食のコラボレーションを通じて、来場客は新しいレストランを開拓していました。

LAでいま最もトレンディーなレストランが勢揃い(image credit

イベントの企画者たちは、世界的にも名だたる名店を紹介することにもこだわりっています。中でも注目すべきは、パリにある小さなサンドイッチ店:Paperboyの参画です。Paperboyは、以前ニューバランスとのコラボシューズを販売したり、店内でストリートウェアを販売していることでも知られる、ハイエンドのサンドイッチショップであることから、当イベントのコンセプトにピッタリであるということでレストランとして招待されました。ファッション業界からは、日本のファッションブランドであるFragment Designが、ビバリーヒルズの高級焼肉店「Yazawa」とコラボレーションしているのに注目が集まりました。

ParisのPaper Boyの様子(photo credit)
YazawaとFragment DesignのコラボTシャツ(photo credit)

アメリカを中心にフードフェスは数多く存在しますが、その多くは食以外の体験がほとんどなく、消費者にそれ以外の参加する理由やきっかけをあまり与えていません。Family Styleは、ライブミュージックやファミリー向けのインタラクティブな空間を取り入れるなど、ライブ感を重視するだけでなく、NFTのような現在のトレンドも活用しています。今回のフェスティバルで最も興味深いコラボレーションは、ロサンゼルスの人気レストランChifaとNFTの人気プロジェクトAzukiのコラボレーションです。両者のコラボレーションにより、高級肉用の牛刀包丁と限定Tシャツが誕生しました。

夜になっても会場は多くの人で賑わっていた(EIS撮影)
NFTコミュニティの集会もイベント中に行われた

今回のFamily Style Food Festivalは食をメインとしながらも、ブランド、レストラン、体験型イベントの集大成として、訪れた全ての来場者にさまざまな角度から魅力的な体験を提供するフェスティバルでした。ポストコロナでイベントなどが積極的に開催されるようになった今、あらゆる業界の垣根を越えた体験型イベントやフェスの開催に注目です。

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