私たちが注目しているフランスのスタートアップにAROMA ZONEというお店があります。パリの2店舗の他、リヨン、メス、ストラスブルグの各都市に展開し、急成長しています。
このお店は、天然オーガニック素材の、1,700もの原材料(エッセンシャルオイル等)を組み合わせて、自分だけのケア商品を作ることができる、美容DIYショップなのです。
オーガニック、ナチュラリズム、パーソナリゼーションなど、今の消費者の間に起こりつつある、パラダイム・シフト・ドライバー(既存の思考の枠組みを変革する要素)を見事に抑えつつ、以前にご紹介したANDROS同様に、上流の素材を買占めていく凄いビジネスモデルです。
日本の化粧品メーカーたちは、様々な技術開発を行い、高い品質と地位を作り上げてきました。しかしながら、今、先進市場で起こっていることを見極め、迅速に理解し、行動に移さないと、あっという間に置いてきぼり状態になることでしょう。