11月16日及び17日の2日間、フランス・パリにて開催された東京プロモーションイベント『TOKYO MEETS PARIS 2023』に、弊社Exa Innnovation Studioが企画運営として携わりました。
弊社は2016年よりフランス市場の東京観光レップ(現地の情報収集や発信、セールス活動を実施)を運営しています。
さて、フランスは観光収入・支出ともに高い国であり、約2ヶ月の夏休み以外に、6週間毎に2週間の学校の休みが年4回あるほど休暇が多いので長期旅行がしやすく、直近の調査によると日本は第二位の人気となっています。(令和4年度TCVBフランス市場レポートより)
さらに、現状はパリー東京間フライトの平均往復運賃は約2,000ユーロと価格高騰していて、まだ金銭的に余裕のある層しか足を運べていない中で、すでにフランスからの訪日観光客数は2019年並みの人数に戻っているほどです。
これから航空券の価格が落ち着けばもっと急増することが見込まれるので、日本市場においてフランス人観光客は重要なターゲット層だと我々は考えています。
では、イベントの様子をお伝えさせていただきます。
11月16日
11月16日は、Paris Invalidesの会場にて、ビジネス向けイベントを実施しました。今回日本側から参加した出店者は約20社で、ホテル、旅行代理店、鉄道会社、航空会社、アミューズメントパーク施設と様々な事業者がいらっしゃいました。
現地パリ側からは約40名の旅行代理店、約50名のジャーナリストが来場し、セミナーを通じて東京の最新情報を入手したり、商談会で出店者とビジネスミーティングをしたり、有意義な時間を過ごしていただきました。
従来の商談会は、B2Bのビジネスマッチングで話をするだけですが、今回は所々文化体験の時間を作り、日仏事業者が自然と仲を縮められるような仕掛けを設けたことで、ビジネスイベントではなかなか見られない温かな笑顔が見られました。
寿司作り体験は松乃鮨・手塚様、書道体験は書道家・林様よりレクチャーしていただき、手拭い体験ではかまわぬの商品を使っていろいろなものを包む体験を提供しました。
実際に日仏事業者同士が良い関係性を築くことができたり、有意義な商談ができたとフィードバックがあり、大変良いひとときとなりました。
夜は、日仏事業者との懇親会が開催されました。来賓には、在仏日本国大使館 安東次席公使、日仏経済交流委員会 富永事務局総代表、JNTOパリ事務所 永井所長、在仏日本商工会議所 西澤会頭、CLAIR(自治体国際化協会)パリ事務所 野村所長がお越しくださいました。
レセプションで会場中のゲストを魅了したのは、パリで活躍するピアニスト鈴木隆太郎氏によるクラシックの演奏です。
東京都にも支援していただいている『Classical Music Collection JAPAN(CMCJ)』プロジェクトのご紹介を兼ねて、KAWAI Franceにスポンサーして頂き、Shigeru Kawaiシリーズのグランドピアノで演奏していただきました。
CMCJは、今年度から弊社が実施している富裕層向け観光事業で、海外で活躍する音楽家を日本に招聘し、寺社仏閣などの日本らしい素晴らしいベニューでの特別な演奏会を企画することで、彼らの支援者や音楽愛好家の訪日促進を目指しています。
10月下旬にCMCJ第一弾を実施したところ大成功となり、今後も拡大して行きますので、是非InstagramやYouTube、LinkedInをフォローしていただけますと幸いです。
そして松野鮨の手塚氏からはお寿司について、私からは2022 Miss SAKE Japanとして東京の地酒について、ご来場の皆様にご紹介させていただきました。以前パリコレの会場にも使われていた会場だったのでシンプルでありながらも洗練されていて美しく、美味しいお寿司とお酒を片手に、素敵な交流の場となっていたのではないかと思います。
11月17日
11月17日は、パリ最大級のショッピングモールForum des hallesのCarrée広場を東京がジャックし、一般市民向けイベント『TOKYO MEETS PARIS 2023』を開催。
だるまの絵付け、書道、茶道のワークショップを提供する他、『Okasan Deli』のカレーや牛丼の試食、ブース出展などがあり、終始人が溢れており、来場者数は約五千人を記録しました。
会場隣のForum des imagesという映画館では、下記作品を上映し、映画ファンを魅了しました。
-『HOKUSAI』橋本一監督
-『ちょっと思い出しただけ』松居大悟監督
– 『Minori』『Fuji San』François Descraques監督、Cyprien監督
Cyprien氏は1400万人ものフォロワーを持つYouTuberでもあるのですが、当日映画館までお越しくださり、作品の紹介や東京での生活について語っていただき、大変大盛況になりました。
イベントは2日間だけでしたが、しばらくの間街中ではDO TOKYOの広告がパリ市内の至る所で見られ、まだまだ東京都プロモーションは続きます。
日本の観光産業をより一層盛り上げられるよう、フランス市場の東京レップとして現地での活動に努めて参ります。