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トレンド最先端の街、サンフランシスコ

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皆さん、カリフォルニアといえば、ロサンゼルスが浮かびますか?それともサンフランシスコでしょうか?同じカリフォルニアでも系統が違う両者ですが、今回は私たちのオフィスがあるロサンゼルスから離れ、サンフランシスコへやってきました。

目次

シリコンバレーから人が消えた!?

在宅勤務が主流となりGoogleやAppleなどのテック企業の従業員は地価が高いシリコンバレーエリアから引っ越しており、世間では「シリコンバレー離れ」とも言われています。そんなシリコンバレーの実態を見てきました。

Google

COVID-19のワクチンにより一時期Return To Officeが始まったGoogleですが、近頃の感染者数増加によりオフィスはクローズになっていました。

建物の入り口にはワクチンポリシーの案内が貼られており、オフィスの出入りにはワクチンが必須

従業員が全く見当たらなかったGoogleですが、一つの街なのかと錯覚するほど広大です。その広さは11万平方メートルと言われており、東京ドーム2つ分に匹敵します。働くスペースのみならず、従業員のためのカフェテリアやジムなども併設されています。現地アメリカではこのような形態のオフィスを「キャンパス」と呼んでいることから、どれほど広大かイメージがつくのではないでしょうか。

仕事の合間にビーチバレーも楽しめるようになっている

今は利用されていないが、Googleカラーのカフェテリア 

Meta(旧:Facebook)

昨年10月、社名が変わったことで話題のMeta(旧Facebook)にも足を運んできました。Google同様に従業員の姿は1人もおらず、オフィス内を移動するための自転車もありましたが、どれも使われていない様子でした。

オフィス内移動向けの自転車もFacebookカラー

誰も出社していないMetaオフィス(外から撮影)

商品を売らない店:b8ta

大手企業のシリコンバレー離れが注目されている一方、シリコンバレーに拠点を構えるスタートアップはCOVID-19を追い風に様々な商品を開発しています。トレンディなガジェットを体験できる場所として日本でも話題のb8taもシリコンバレーが発祥です。昨年11月に日本3店舗目となる渋谷店がオープンしたばかりで日本在住の皆さんも訪れた方がいるのではないでしょうか。どのような商品が生み出されているか探るべく、シリコンバレーの店舗へ足を運んでみました。

レジがなく展示会のような商品陳列

ここb8taは店内で商品を売らないといったスタンスを取っています。陳列されている商品が気になった場合は、商品横のiPadに表示されているQRコードを読み取り、自身のスマホで商品の説明動画を閲覧し、オンラインで購入するという流れを取っています。

指紋でロック解除できる南京錠、Benjilock

(左)肌に直接貼り付けるパッチタイプのビタミン剤、AKALO
(右)植物の力を利用したフィルター交換不要の空気清浄機、Vitesy

手のひらサイズかつウェアラブルタイプのマッサージ機、WellsCare

シリコンバレーの店舗ではヘルスケアガジェットが多く目に留まりました。COVID-19により消費者がヘルスケアに注目していることの表れでしょうか。CES Innovation Awardにもノミネートされている商品が多く陳列されており、トレンドの先取りがここで叶うはずです。

*CES Innovation Awardとは、毎年1月にラスベガスで開催されるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)に出展する製品の内、優れたものに送られる国際的な賞のこと。

LGBTQの聖地、カストロ地区

サンフランシスコのダウンタウンから車で10分ほどのところにあるカストロ地区にやってきました。ここはゲイの政治家として初めて当選したハーヴェイ・ミルクが活動していたエリアであり、LGBTQフレンドリーな街として知られています。

カストロ地区では至る所でレインボーフラッグを見つけることができる

横断歩道までもがレインボー柄

カストロ地区にあるレストランやカフェはどこもレインボーフラッグを掲げており、他の地域では見られないような店内レイアウトをしているのも特徴です。サンフランシスコ発祥でアメリカ国内に66店舗を構えるPhilz Coffeeもその内の1つです。

(左)通常のロゴ、(右)カストロ地区店舗のロゴ

ジェンダーニュートラルなトイレマーク

店内の掲示板では地域のLGBTQコミュニティの情報が掲載されている

このように、サンフランシスコは潮流をアクションに移すまでが迅速かつ大胆であるために、世界のトレンドを生み出しているのではないかと感じます。例えば、キャンパスと呼ばれるほど充実しているオフィスを完全にクローズさせるのは個人的に少し勿体無い気がしてしまうほど大胆な措置です。一方、率先してオフィスクローズをすることで世間からはお手本となっているのも事実です。さらに、LGBTQが世間的に軽視されていた時代からゲイ擁護活動の中心地であったことからもその風潮は読み取れます。思い立ったら即行動な街であるサンフランシスコは、今後も注目のトレンドを生み出していってくれるのではないでしょうか。

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