500社以上のテック企業が存在するロサンゼルス沿岸部の一帯は、シリコンビーチと呼ばれています。特にLAX(ロサンゼルス国際空港)の北側からサンタモニカ山地にかけてのエリアに数々の新興企業が設立されており、近隣のカルバーシティ、ウエストL.A、エル・セグンドにもスタートアップを含むグーバル企業が本社を構えています。今回はテック系のスタートアップ企業やクリエイティブ事業などが続々とオフィスを構え、我々EISも拠点を置くエル・セグンドの魅力に迫ります。
エル・セグンドの名前の由来とは
米国の石油大手Chevronの前身であるカリフォルニア・スタンダード石油は、1911年に西海岸で2番目のスタンダード・オイルの製油所をエル・セグンドに建設しました。それが由来で、El Segundo(=The Second)、すなわちスペイン語で「第2の」という意味がこの街に付けられたそうです。
エル・セグンドに拠点を置く、様々な企業
バービー人形で有名な玩具メーカーのMattel社、AT&T Entertainment Hub、スポーツ用品小売のBig 5 Sporting Goodsなどが本社を置いており、昨今では人工肉を製造・開発するBeyond Meatや健康志向なファストカジュアルレストランを展開するLemonadeといった注目のスタートアップ企業も拠点を置いています。また、空港が隣接していることから、Aerospace社やBoeing社といった航空宇宙や航空関連の企業が集中していることでも知られています。さらには、Konami、BANDAIやSquare Enixといった日本企業の北米本社も、このエル・セグンドを拠点に展開しています。最近では、ワイヤレス充電器のメーカーのBelkinが新しい事務所をエル・セグンドに移転すると発表したりと、ますます盛り上がりをみせています。
EISメンバーが足繁く通う、ローカルショップ
このように様々な業種が拠点を置くエル・セグンドですが、EISの事務所から徒歩圏内にあるメンバーもオススメのお店をご紹介します。
Ali’i Fish Company https://aliifishco.com
409 E Grand Ave, El Segundo, CA 90245
ホノルルの魚市場で仕入れた新鮮な魚を翌日カリフォルニアに空輸して提供しているという、本格派ハワイアンレストランAli’i Fish Company。ポキ丼はもちろん、フリフリチキンやロコモコなどハワイで人気のローカルフードが揃っています。ランチタイムには、テラス席が満席になるほどいつも大人気です。
Smoky Hollow Roasters https://smokyhollowcoffee.com
118 Sierra St unit c, El Segundo, CA 90245
ショップに入ると店内の焙煎機から漂う香ばしいコーヒー豆の香り。Smoky Hollow Roastersでは新鮮なコーヒーを提供するために、少量焙煎にこだわっているそう。落ち着いた雰囲気の店内は、エル・セグンドで働くビジネスマン達の交流と憩いの場にぴったり。EISオフィスでもSmoky Hollow Roastersのコーヒー豆を愛用しています。
Surfridge Brewing Company https://www.surfridgebrewery.com/
137 Nevada St, El Segundo, CA 90245
エル・セグンドには美味しいクラフトビールが頂ける、ビール醸造所がたくさんあります。EISのオフィスの2軒隣にあるSurfridge Brewing Companyは、夫婦経営のブルワリー。店名はエル・セグンド・バタフライという絶滅危惧種に指定されている蝶の保護区となっている、かつての海辺のコミュニティにちなんで名づけられたそう。直接タップから注がれる、醸造したての新鮮な生ビールは格別です。
スタートアップの進出だけでなく、2022年春にはTopgolf(複合型エンタメ施設)のオープンも予定され、商業施設の建設も続々と進んでいるエル・セグンド。クリエイティブ集団が集うこの街から、果たしてどんなイノベーションやトレンドが生まれるのか?これからEISが注目する、エル・セグンドを拠点にした企業へのインタビューなど、楽しみにしていてください。