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新型コロナワクチン接種:EISメンバー体験レポート

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‍遡ること2020年3月19日(木)、 我々EISが拠点を置くカリフォルニア州のニューサム知事は、全州的に自宅待機命令を発令し、本格的なロックダウンが始まりました。あれから約1年弱、アメリカでは現在、新型コロナワクチンの接種が急ピッチで進んでいます。今回は、EIS LAメンバーのワクチン体験談も交えながら、アメリカの新型コロナワクチン事情についてまとめてみました。

米国における新型コロナワクチンの接種実績
アメリカ疾病予防管理センター(以下CDC)によると、2021年5月5日時点で、18歳以上の成人の内56.7%が少なくとも1回目のワクチンを、 41.3%が完全にワクチン接種済みであると発表しています。

CDCに報告された、総人口に対する州・地域別および特定の連邦機関別:少なくとも1回の投与を受けた人の割合

州別のワクチン普及率を見ると、カリフォルニア州では50〜60%の人が、全国的にも30〜40%の人々が少なくとも1回目のワクチンを接種したという報告になっています。

米国の新型コロナワクチンの基本情報
アメリカでは国籍を問わず、居住者全員が無料でコロナワクチンの接種ができます。また、ファイザー社、モデルナ社、ジョンソン&ジョンソン社の3種類が認可されています。

  • ファイザー社:2回接種、接種間隔は21日間
  • モデルナ社:2回接種、接種間隔は28日間
  • ジョンソン&ジョンソン社:1回接種

EISのオフィス近くでも、50のワクチン提供場所が見つかった

ワクチンは最寄りの薬局を中心に、医療機関や教育施設、大型駐車場といったワクチン特設会場などで接種が可能です。上に掲載しているように、CDCのウェブサイトでも最寄りでワクチンが見つけられる「ワクチン・ファインダー」を使って情報提供をしています。

ワクチン接種にまつわる、新サービス
現在ロサンゼルス市内では、16歳以上の成人は予約なしでワクチンが受けられるようになっていますが、それまでは医療従事者→高齢者→エッセンシャルワーカーといったように、ワクチン接種の可否が年齢・疾患・職業によって制限されており、予約自体がなかなか取れませんでした。予約システムは薬局や医療機関によって様々ですが、州やCDCが提供するポータルサイトを通じての予約はもちろん、様々なサービスが話題になったのでご紹介します。

Carbon HealthによるHealth Pass

  • カリフォルニア州のワクチン予約サイト:My Turn
    → 事前に登録しておくことで、自分が属するカテゴリーが接種可能になるとSMSテキストでお知らせが届く。
  • 予約が取れない人はスタンバイリストを活用:Dr .B
    → 事前に登録をしておけば、予約のキャンセルや余剰ワクチンが出た場合、SMSテキストで通知がくる仕組み。特にファイザー社の温度管理や消費期限問題による余剰ワクチンは、このようなサービスによって該当カテゴリー以外の人へも提供され廃棄を軽減した。
  • デジタルワクチン証明書をいち早く提供:Carbon Health
    → 紙のワクチン接種証明書とは別途に、オンラインでも証明書を管理できる。

目次

実録!EISスタッフのワクチン接種体験談

<ファイザー社接種:男性>@CVS(薬局)/ ウォーク・イン

1回目:道に迷い予約より10分遅れるもお咎めなく、予約表と口頭による身分証明だけで、ワクチン接種の列に待機。接種後、副作用反応確認のために15分は待機する必要があるものの、監視員は誰もおらずそのまま帰宅することも可能だった。接種後の夜に注射した左肩への痛みが発生し、体中の細胞がグルグルまわり、体の中で何かが変異している感じがした。頭の中では、内臓からボコボコという音がしている感覚を得た。翌朝、熱やだるさはないが、左肩が痛く、久しぶりに運動して筋肉痛が二日後に発生する感覚だった。

2回目:摂取当日は腕の痛みから始まり終日37.6度の微熱が続いた。翌日のお昼過ぎから熱は38.6度まで上がり、その日はとにかく水分補給を徹底してタイレノール(解熱鎮痛剤)を4時間おきに服用してどうにか乗り切った。熱は3日目の明朝3時まで続き(38.3度)、そこから徐々に下がって夜には平熱に戻り安堵。4日目の朝にまた微熱が出たが、午後には体調は回復。熱と関節痛以外の副作用はみられなかったものの、こんなにも長期戦になると思っておらず驚いた。

<ジョンソン&ジョンソン社:女性>@CSU LAキャンパス / ドライブ・スルー

高校の体育館も、このようにワクチン会場として活用されている

チェックインでは職種などは全く問われず、運転免許証で名前と予約上の名前が一致することだけを確認された。チェックイン後に広い駐車場に移動すると、10列ほどのテントが設置してあり、1列ごとに1度に5-6台の車が誘導されていた。駐車すると、窓越しにワクチン接種完了。チェックインから接種までは40分、そのあと15分待機して帰宅。車から降りることは一度もなかった。

副作用としては腕の痛みも発熱も全くなく、ほんとに効いているのか不安になるくらいだった。でも翌日から2日間くらいは、体がだるくすごく疲れている感じだった。

<モデルナ社:男性>@ワクチン特設会場/ ドライブ・スルー

ドライブスルー会場でのワクチン接種は、便利だが時間がかかる

会場に入るまでの道が一方通行で規制されていて、長蛇の列になっていた。チェックインでは予約表・身分証明ID・ワクチンカード(2回目の場合)の提示を求められた。会場では3種類のワクチンを取り扱っていた為、入念に希望のワクチンの確認があった。駐車場に移動すると約10レーン毎にテントがあり、1列ごとに10台ずつ車が誘導されていた。駐車して10分ほど待つと前から順番が回ってきて、ドアを開けて一瞬でワクチン接種が完了。チェックインから接種までに45分、そのあと10分待機してやっと会場を後にしたので思ったより時間がかかった。

1回目の副作用は当日に始まった腕の痛みだけに留まったものの、2回目の副作用が想像以上にしんどかった。接種から約10時間で悪寒が始まり、身体中に電気が走ったような痛みが続いた。高熱は出なかったものの微熱がダラダラと2日間続き、その間はまるで脳しんとうを起こしたかのように頭痛・胸焼け・吐き気・こめかみの痛みに悩まされ、3日目になっても全身の倦怠感が抜けずに食欲不振だった。船酔いのような感覚が続き、心配になったのでかかりつけの医師に相談するも、これらの症状は想定内の副作用と言われた。安静にしていたら4日目に嘘のようにケロッと調子が戻った。

世界的に見ても、18歳以上の一般成人に対するワクチン普及率は高いアメリカ。カリフォルニア州では徐々に営業規制を緩和しており、6月15日には経済活動の完全再開を目指しています。街の活気も少しずつ戻り、隔離生活がやっと終わる!といった希望やワクワク感が市民からは感じられます。現在EISのLAメンバーのほとんどが少なくとも1回目の接種を終え、今回このようにメンバーの体験談をリアルタイムでシェアできました。日本やヨーロッパなどでもこれから、ワクチンの配給や接種がスムーズに行われ、世界全体で新型コロナウイルスの感染拡大が1日も早く収束することを祈るばかりです。

※ワクチンの副作用は人それぞれ異なり、掲載した内容はあくまでも個人の感想に基づく体験談です。

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