蚤の市はフランスで定着している伝統行事です。アンティークや中古品を扱うこの市場は、町の路上や広場で定期的に開かれています。長い歳月をかけて蚤の市は人々の生活に浸透し、熱狂的なコレクターや希少品やオリジナル品を求める好奇心旺盛な人々を魅了し続けています。
フランス人は昔から日本文化に強い関心を持っており、日本の芸術や文化をいち早く発見してきました。今日は、2023年2月11日と12日にパリの門前にあるLa Cité Fertileという場所で行われた、日本のビンテージのお宝を集めた蚤の市をご紹介します。そこに集まったお宝は、元プロサイクリストの福島孝治さんが、パリで古物商に転身して集めたものです。
多くの来場者が、下記のようなユニークなものを探しに来ていました。
- こけし
- 着物
- 陶器の茶碗
- お茶の小物
- 日本の生け花用の陶器やアクセサリー
- かけじく
伝統芸術から現代のポップカルチャーまで、日本文化への興味は、フランスの豊かな文化との二つの側面を持っています。そんな中で蚤の市は、ユニークな品々を発見するまたとない機会です。日本に特化した蚤の市は少ないものの、他にもパリには日本のユニークな品物を見つけることができるギャラリーやショップがたくさんあります。
また、漫画、アニメ、ゲーム、フィギュアなどのポップカルチャーが好きなパリジャンにとって、ヴォルテール大通りはパリ観光で外せないスポットです。聖闘士星矢をはじめ、人気シリーズの商品を扱う専門店が軒を連ねています。新機動戦記ガンダムWウイングやワンピース、まんが物語、バンダイナムコゲームスなどのフィギュアを扱っている専門店もあります。マンガ、フィギュア、ポスター、グッズなど、品揃えが幅広い「Manga Story」「Bandai Hobby Store」なら、あらゆるテイストのマンガが手に入ります。また、コスプレファンの方には、テーマに沿ったコスチュームやアクセサリーを取り揃えており、お好みのものが見つかるはずです。
最後に、ゲーム好きな人には大通りにある「Retrogameplay」や「Full 7」といった、あらゆる世代のゲーム機やコンソールを扱う店も日本好きのパリジャンに大人気なので、パリを訪れた際には日本アンティーク蚤の市はもちろん、是非このようなお店にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?